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「本」と「ゆきのうえ」の のどかな日々
Aug. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先月に引き続いて「ちくまプリマーブックス」の魅力に取り憑かれてしまったわけだが、結構良かったのは「生の証しをのこして」(石村博子)という本。夭折の詩人山本陽子、映画「愛のコリーダ」で藤竜也の奥さん役をしていた女優の中島葵、小説家の李良枝の3人の生涯を紹介。3人のどうしようもなくダメな所がたくさん書いてあって、そこが良かった。

宮城まり子の「淳之介さんとのこと」(文藝春秋)を読んだ。以前読んだ大塚英子(吉行淳之介もうひとりの愛人)の「暗室のなかで」(河出書房新社)では、吉行は入院中(と言うか、ほとんど死の床なのだが)「M」の目を盗んでは大塚さんを病院に呼んで「M」のことがこわいと訴えたことになっていたけれど、もちろんMさんの書いたこの本ではそんなことはちっとも書いてなくて、Mさんは身を投げ出して懸命に吉行の看病をするのでした。何だかんだ言っても、やっぱりもてる人は幸せだな、と思いました。

ひとつのできごとをそれぞれの立場で書いた本の組合せという意味で、「マルグリット・デュラス――閉ざされた扉」(ヤン・アンドレア・シュタイナー 河出書房新社)と「ヤン・アンドレア・シュタイナー」(マルグリット・デュラス 河出書房新社)の2冊もなかなかおもしろかった。若い恋人としてデュラスの晩年を一緒に過ごしたヤン・アンドレアと、デュラス本人がそれぞれの立場でふたりの出会いを書いている。その頃デュラスは、アル中で入院して死にそうになって、もう大変なのでした。デュラスが死んでから出たヤン・アンドレア「デュラス、あなたは僕を本当に愛していたのですか」も読んでみよっと(それにしてもすごいタイトル!)。

こうやって振り返ると、何というか今月は、グズグズだったりべろべろだったり、ヘロヘロだったりする女の人の本ばかり読んでいたような気がするけれど、そんななかで一番毅然としていたのは「裏ヴァージョン」(筑摩書房)の松浦理英子でした。拍手。

July. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近の私の読書傾向は、友だちに借りた本3割、オンライン書店3割、ブックオフ2割、図書館2割といった感じで、新刊の本が日々縁遠くなります。カフェ関係の本が全部同じに見えてきたのは、もはや末期症状かもしれない。友だちどうしで集まっても新刊本の話題と言えば「内容はともかく、装幀を何とかして欲しい、ハリー・ポッター」くらい。ブックオフ2割、というのは、「何とかここから一冊でも本を救い出さねば」という自己満足かつ手前勝手な正義感にかられて、ついつい買いすぎてしまうため。しばらく拒んでいたけれど、とうとう会員になってしまった。黄色いカードが、お財布のなかで怪しく光る今日このごろ。誰に、というわけでもなく「ごめんね」とつぶやいてしまう。

今月最大のヒットは、高史明「生きることと読むこと」。うーん、渋いね。12歳で自殺した彼の息子は、私とほぼ同世代。中学生のとき読んだ、岡真史「ぼくは12歳」は、やはり印象深かった。高史明の本はまじめすぎてとっつきにくいと思う人も多いだろうけれど、このまじめさは、私は嫌いではない。文学にたいする視線が徹底的に一貫していて、素直な気持ちになれそうな本でした。それにしても、この「ちくまプリマー・ブックス」というシリーズのレベルの高さ。

暑くてだるくて活字がなかなか頭に入ってこないときは、軽いエッセイもいいけれど、私は対談集を読む。今月読んだのは、しばらく前に出た「男流文学論」。上野千鶴子・小倉千加子・富岡多恵子の3人が、吉行や谷崎や村上春樹の作品について、鼎談、というか書評漫才を繰り広げる。ところどころ発見もあっておもしろかったけれど、その時読んでいる本に影響を受けやすい私は、読んでいる間必要以上に男性に厳しかったような気がする。日常会話にも、ついつい関西弁が混じったりして。「あほくさ」とか「エエカッコすな」とか、ね。

 
June. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うさわの小説を2点、猫田道子「うわさのベーコン」(太田出版)と中原昌也「マリ&フィフィの虐殺ソングブック」(河出文藝文庫)を読みました。うーん、同時代の小説を味わう楽しみは、しばしば古典の偉大さを凌駕する。と思ったら、中原昌也氏は三島由紀夫賞なんかとっちゃって、「うわさ」のレベルを超えてしまいました。「あらゆる場所に花束が……」(新潮社)は、ただ今読書中。

本を紹介する文章を書くとき、私の中で常に「お手本」として意識しているのが、「狐の書評」(本の雑誌社)という本。出会ったのはもう10年近く前だと思うけれど、「日刊ゲンダイ」に連載されていた匿名の書評コラムを集めたもの。800字程度の短いコラムだけれど、その中では本1冊1冊が、誇り高く輝いているように感じられた。その後、この「狐」シリーズは、数点出版されているが、「狐」を名乗るこの人については、「図書館員らしい」ということしか知らなかった。
つい先日、近所の図書館でタイトルに惹かれてふと借り出した本、山村修「禁煙の愉しみ」(洋泉社)。「禁煙というものは、ミルクのように白い、いい匂いのするクリーム状のものである。」という書き出しから数ページ読んで、「ああ、この人、狐だ」と確信した。狐の正体を知ったら、誰でもニヤリとせずにはいられない。でももしかして、知らなかったのは、私だけなのかな。

立花隆の「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」(文藝春秋)。前作「ぼくは、こんな本を読んできた」から比べて、自分の勉強熱心さ、博学さ、多忙さ、勤勉さに関する叙述に臆面のなさに一層磨きがかかってきたことは、このタイトルからもよく分かる。これは傲慢なのではなく、立花流プラグマティズムなのだ、立花本人によると。
違和感を感じる所は多々あるけれど、「書物は万人のための大学だ」という立花隆の言葉には説得力がある。そして、本をひとつのメディアとして社会的な価値という側面から見ていく視点は貴重だと思う。

 
May. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は今まで隠していたけれど(誰も訊いてくれなかっただけ)、私は大竹伸朗の文章の大ファンである。もしかしたら、彼の作品より文章の方が好きなくらい。新潮社の「波」で連載していた時は、彼の文章目当てで毎月欠かさず読んでいた。その文章を、今また、まとめて読むことのできる幸せ。葛西薫氏の装幀もとても良い。

話題になっていたレベッカ・ブラウンの新作「身体の贈り物」は、素直に「良い」と言える小説だった。ある意味で、いかにもアメリカの小説だった。連休中に最近のアメリカの映画を何本かまとめて観たのだが、どれもおもしろかった。イヤな所もいっぱいあるけれど、うん、でもこういうものをばんばん出してくるアメリカ、やっぱり好き。

本屋さんで何気なく買った一冊、「世界の中心で、愛をさけぶ」(小学館)。横浜へ向かう東横線の中で読みながら、泣けて仕方なかった。これでは、向井亜紀の記者会見を見て泣いてた母親を笑えない。泣いてみたい方には、プレゼントします。「present」のコーナーへどうぞ。

島尾ミホ主演のソクーロフ映画「ドルチェ」を観ました。実は初めてのソクーロフ体験でした。「詩」というものは、どこにでも立ち現れるのだということを教わりました。というわけで、図書館から「ソクーロフとの対話 魂の声、物質の夢」を借りてきて読み始めたところ。

ねじめ正一が月曜日の夜に、NHK教育テレビで詩の講座をやってるの、ご存じ? この番組のテキストブックを買いました。テレビ向けと言えばテレビ向けなんだけれど、久しぶりに、詩の熱さに触れる思いで、楽しく読みました。番組の方は1回しか見てませんが、番組中、かつて活字で読んだ詩が朗読されるのが不思議な感じでした。
 
April. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今月は、意外にもすっかり「ハンニバル」(新潮文庫)にはまってしまいました。クラリスもレクター博士も、しばらくの間私のあこがれのヒーロー・ヒロインとして君臨しそうです。まあ、ここ10年間いちばんのあこがれのとして君臨しているリュウ・アーチャーにはわずかにおよびませんが(古いね)。

そして、意外な再会をしたのがバーネットの「秘密の花園」(西村書店)。幼い頃に読んだきりだったのですが、なかなか楽しみました。「足ながおじさん」も、実は結構おもしろいのですよね。小さい頃は気づかなかった「おじさん」のいじらしい男ごころがかいま見えたりして。でも考えてみれば、女性というものは、こういった「女が目覚めてゆく話」を子どもの頃から繰り返し聞かされるのです。「眠れる森の美女」から始まって「ボヴァリー夫人」「チャタレイ婦人」へと。最初は「目覚めるとすばらしい世界が待っている」はずだったのに、だんだん「目覚めてもろくなことにはならない」となってゆくのですな。そう考えると、前述のクラリスは、あらかじめ目覚めていて、再び眠りにつくという点で新しい女性像なのだろうか?

東浩紀「不可視なものの世界」を読んでいる。もう3週間以上かけて、ずっと読んでいる。結構がまんしながら読んでいる。読んでいると何だか、できの悪い弟が万引きで捕まったような、いたたまれない気分になってくる。「早稲田文学 3月号」の鎌田哲哉『「東浩紀的なもの」の問題』を読んで、「そんなにいじめなくても‥‥」とも思ったけれど。

最近、次号を楽しみにする雑誌というのがないな、と思っていたら、「早稲田文学」は良かった。5月号はCD-ROMもついてるらしい。いつも借りて読んでるけど、ちゃんと買わなくっちゃいけませんな。廃刊になってから後悔しても遅いのだ。

 
March. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・

黒田晶「メイド・イン・ジャパン」(河出書房新社)という小説を読んだ。この作品が好きな人と嫌いな人が、まっぷたつに分かれるような小説でした。私の周囲では「しんどい」とか「ひたすら不快」という人がいましたが、若い人にはそれほど抵抗はないでしょう。テーマ的には、コミックやアンダーグラウンドの世界でよく扱われているもので、そうなると、これが小説であるということの必然性について、何となく考えてしまいます。 ところで、この本は全編横組みなのですが、ただでさえむずかしい横組み。うーん、もうちょっと文字組に気をつかってほしかったなあ。それがいちばん残念。

そういうわけで少々鬼畜がかかってしまった私は「ハンニバル」(新潮文庫)を読み始めました。ヒロインがひたすらかっこ良くて、私もこんな女性になりたいと思ってしまいますが、これは「人魚になりたい」と同じくらい遠い夢ですな。

今月のお気に入りは、吉田修一でした。新刊の「熱帯魚」(文藝春秋)に打たれて旧作の「最後の息子」(文藝春秋)を読みました。処女作のみずみずしさっていうのは、これはもう何ものにも変えがたい味わい。そこから作家が少しずつ、「書けること」と「書きたいこと」を広げているのを見守っていくのは本当に楽しい。

音楽のことはあまり詳しくないんだけれど思わず買ってしまった本「パティ・スミス完全版」(UPLINK)。デビュー・アルバムからの歌詞と、書き下ろしのエッセイが含まれています。すぐれたアーティストというのは、ほんとに歌詞だけ取り出して読んでも、本当に良い。自分の心の状態を、これだけ冷静に正しくまじめに、言葉に置き換えようとした人にはじめて出会った。写真もいいし、大ヒットでした。4600円は全然高くない。

ヴィレンドルフのヴィーナスからはじまって、古今東西の女神像を集めた本「女神のこころ 聖なる女性をテーマにした芸術と神話」を買いました。遺跡や壁画の女神像など、図版はそれなりにおもしろかったのですが、本全体を覆う考え方が、何というか甘ったるい女性賛美というか、ひたすら耳に心地よいだけのニューエイジというか、ちっとも奥行きを見せてくれないんですよね。戸田ツトムによる美しい本ではありましたが、4700円にしては薄味、というのが正直な感想。

Feb. 2001・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本屋で見かけるたびに気になっていた本、遙洋子「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」(筑摩書房)を近所の古本屋さんで入手。期待以上に楽しみました。いろんなことはさておき、遙さんのみずみずしさに、胸打たれるものがありました。上野千鶴子氏関連の本のなかで、最も読後感がさわやかなのは間違いないでしょう。

たらたらと目につくまま、いろんな本を読みました。佐野洋子「あれも嫌い これも好き」、松永真理「iモード事件」、吉本ばなな「不倫と南米」、金井美恵子「ページをめくる指」、江國香織「なつのひかり」‥‥うーん、どれも「オンナ」だった! 獄本野ばらは、女じゃないのね。

絶望書店(http://home.interlink.or.jp/%7E5c33q4rw/)のニジンスキー式読書法(http://home.interlink.or.jp/%7E5c33q4rw/xnijin.htm)に注目!

でも何と言っても、今月感動したのは忌野清志郎の「忌野旅日記」(音楽之友社)でした。だいぶ前の本だけれど、ね。忌野氏はもちろん最高なんだけれど、彼の言葉を文章化したライターの力量がモノをいってるな、うん。

心の痛くなる写真集「彗星との日々ー中井英夫との四年半ー」(光村印刷)を読み返していて、「虚無への供物」が今すぐ読みたい! どうしても読みたい!という衝動に駆られた。さっそく駅前(私鉄沿線)の書店に走ったけれど、案の定というか、不安的中というか、ないんだよな。こういうのって、やっぱり納得できないよな。

Jan. 2001 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お正月には以前から気になっていた田口ランディ5冊読破。いや、なかなかでした。彼女の処女小説「コンセント」について、どこかで安原顕氏が「前半はいいけど、後半はオカルト小説みたいでイヤだ」みたいなことを書いてあったので、「そうなのか」と思っていましたが、読んでみた印象は全然違いました。「これがオカルトだったら、吉本ばななは何なんだ」と言いたい気持ちがフツフツと湧いてきたけれど、その安原氏の最新刊「激読卍がため」(双葉社)では、とりあえず誉めてありました。「処女作にしては巧い!」って。ネットで話題になり始めたころ出た本「もう消費すら快楽じゃない彼女へ」(晶文社)は、ネット上で発表されたコラムをまとめたものですが、私に藤原新也の処女作「印度放浪」を思い出させました。そのなまなましさ、ぎこちなさ、思いの熱さ、とまどいの深さ、などなど。もちろん、個性もテーマもだいぶ違うけれど。「書くこと」に対する真摯さにも胸打たれるものがありました。

というわけで、田口ランディに端を発した「小説熱」に導かれるまま、いくつか読みました。ずっと気になっていた宮沢彰夫の「サーチエンジンシステムクラッシュ」(文藝春秋)、内田春菊「息子の唇」(集英社)、吉本ばなな「体は全部知っている」(文藝春秋)。どれも、「巧い!」という感じで堪能いたしました。あと、恩田陸の「ライオンハート」、これは全然だめでした。流行りものも押さえておこうと思ったのですが、300ページ読み終わったあとの感想としては「これ、小説?」という感じでした。でも、ファン、多いんだよね。大江健三郎の「取り替え子」もちょっと気になっているんだけど、主人公の名前が「古義人(コギト)」だと知って、すっかり腰が引けてしまいました。 こんなふうに小説を読んでいると、2、3年前に「文学は死んだ」と大騒ぎしていた皆さんはどこへ行ったのか?という気になってしまいます。死んでたって、生きてたってどっちでもいいよ、今こうして本が読めるならば、っていう感じです。

あと、原稿を書くために久しぶりに読み返した武田百合子の「富士日記」。体にしみ入るようでした。谷崎の「鍵」も久しぶりに読んだのですが、いやらしさが、かつてないほど身にしみました。歳のせいかしら。

 

Dec. 2000 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近買った詩集。思潮社の現代詩文庫なかの「福間健二詩集」。軽蔑されるかもしれませんが、今日の今日までこの詩人のことを知りませんでした。本屋さんで見つけたこの本をなぜ買ったかと言えば――正直に言いますが――しばらく前、美容院で読んだ雑誌「an-an」のなかの小さなコラムで、町田康氏が絶賛していたからなのです。これから当分は、何度もこの本を開くことになりそうです。大変気に入りました。嬉しい。

ついでと言っては何ですが、町田氏の「実録・外道の条件」(メディアファクトリー)も読んでいます。この「まっとうさ」に直面して思い出すのは、若い頃、橋本治を読んだときの感触。でもこういう感想には異論を唱える人も多いんだろうな、多分。もちろん好きです、町田康。この間ビデオで観た映画「黒い家」の町田氏も良かった。「きれぎれ」はお正月用にとってあります。

最近雑誌などで「有名人が選ぶ今年のベスト3」みたいな企画をよくやっている。「朗読者」の名前がよく挙がっているようですね。若い女性が読んでいるのかと思ったら、おじさんたちも結構読んでいたらしい。なんと言っても造本が良かったよね、軽いし。それに比べて「ハリー・ポッター」シリーズは重たい。あんなに長いんだから、寝ながら読めるように軽くしてほしい。思えば今年は「永遠の仔」で幕を開けたような気がする(読んでない)。飯島愛で幕を閉じるのだろうか(読まないだろーな)。

電車内読書用として現在かばんに入っているのは、「翻訳夜話」(文春新書)。村上春樹さんも、柴田元幸さんも、相変わらずです。

最近びっくりしたのは、何と言っても「柄谷行人論」でした。友人が思わず買ってしまったと言って貸してくれたのですが、久しぶりに触れる「電波系」でした。ちなみにこの友人は紀伊国屋ホールでの「NAM」の集会に行って、「あの人が福本女史にちがいない」という人を目撃したそうです。何のことかわからない人は、吉祥寺の弘栄堂に行ってみてね。もう1ヶ月以上、「原理」の隣に平積みされているそうです。

 

Nov. 2000・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先週から「言葉の向こうから」(吉田加南子著 みすず書房)を読んでいる。言葉と真摯に向き合う女性の文章には、いつも大きな勇気をもらう。言葉と言葉のすきまをさぐるように分け入ってゆく視線に引き込まれるひととき。

ふと興味をかき立てられて買った「黒い聖母崇拝の博物誌」。この本の存在を知って、版元の三交社という会社に直接電話して注文しました。三交社の人はとても親切だった。本もていねいにつくられていて、いい感じ。これから楽しみに読んでみます。

渋谷パルコブックセンターで「さよならペヨトル工房」のブックフェアをやっていたので、思わず「夜想」のバックナンバーと伊藤若沖のポストカードブックを買ってしまった。若沖は、昔からなぜか好き。ペヨトル工房は解散してしまったけれど、「ペヨトル工房解散日記」というメルマガが出されていて、すごくおもしろい。来るのが楽しみ。
http://www.tctv.ne.jp/members/peyotl/index.html
最近はペヨトルファンのページもできたらしい。
http://www.thought.ne.jp/peyotl/
私は小沢書店のファンサイトを作りたい気分。

そのほかで最近買った本は、「あこがれの和食82店」(日経BP社)。整体師の人を食事に誘うときは、どんなレストランが良いのでしょう? 都心には出たくないらしいし。ちょっと悩んでます。


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