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「鳩よ!」が休刊だそうである。またしても。この雑誌は創刊の頃、確か私は高校生だったと思うが、結構胸ときめかせて読んだ。伊藤比呂美と出会ったのも、当時の「鳩よ!」であった。こういう過去は恥ずかしいから隠しておくべきなのかもしれないが。
休刊前の最終号は斎藤美奈子による「L文学宣言」。「赤毛のアン」などに起源をもつ、一連の女性向け文学を指す。結構大胆なカテゴライズであるのは確かで、こういうのって何だか踏み絵的だ。これを理解できるかどうかで、文学や世間にたいする理解度や寛容度が計られるみたいで。
「L文学」自体への反論はさて置くとしても、それにしたって分類だけじゃ「批評」にならないよ、斎藤さん、と私は言いたい。「妊娠小説」とか「文章読本」とか、あなたの切れ味の鋭さには敬服するけれど、分類と命名だけだったら電通にもできる。文芸批評というのは、そこから始まる、その先の作業なのではないの? そこから何かを問うていかなくては、そこから広がるパースペクティブを示さなくては、意味がないのじゃないの?
今は亡き「鳩よ!」にもひとこと言いたい。「志を高く持て」、と。
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