
カボチャ ありがとう
木葉井悦子/作
架空社 1800円
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燃えるようなオレンジ色のカボチャ。
太い茎と厚い葉っぱをゆさゆさ揺らしながら、
ずんずん、ずんずん歩いていきます。
途中で出会う虫や動物たちに、「カボチャが たべたーい」
と言われるたびに、カボチャは「いいよ」と言って、
体にのせてやります。
かたつむりや、てんとうむしや、うさぎや、ねずみや、
たくさんのいきものたちは、
「カボチャ いただきまーす」と言って、
大きなカボチャをむしゃむしゃたいらげ、
そして、「カボチャ、ごちそうさま」と
種だけになったカボチャのまわりを、歌いながら踊ります。
金色のカボチャの種のまわりで踊るいきものたちの
うれしそうなこと、楽しそうなこと。
これっぽちの感傷もない、
あっけらかんとした「ありがとう」のダンス。
大地への信頼と喜びと感謝にあふれた、いのちのダンス。
暖かな光とうねるようなエネルギーに包まれたダンスが
ページいっぱいに広がります。
力強い筆触と抜けるような色彩感覚。
「絵」というものが持つパワーを見せつけてくれる、この絵本。
心がちょっと弱っているとき、
必ずあなたを元気にしてくれる一冊です。

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