ふゆめ
がっしょうだん

冨成忠夫、
茂木透/写真
長新太/文
福音館書店 780円

おとなになること
100万回生きたねこ
ふわふわしっぽと小さな金のくつ
カボチャ ありがとう
よあけ
よるくま
わたしとあそんで
ムッシュ・ムニエルを
ごしょうかいします

ふゆめ がっしょうだん
魔法のことば
コッコさんのともだち
100まんびきのねこ
プンク マインチャ
ゴムあたまポンたろう
月夜のオーケストラ
わたしは わたし
もじゃもじゃペーター
永い夜
 みんなは/みんなは/きのめだよ/
 はるになれば/はがでて はながさく/
 パッパッパッパッ。

24種類の木の冬芽が勢揃いして歌を歌う。
ふじ、くわ、さんしょう、ねむのき、えのき、おにぐるみ・・・
そう、木の芽たちの写真、みんな、顔に見えてくる。
何だか笑っちゃう、顔、顔、顔。
とぼけた顔たちが、とぼけた歌を歌うんだ。
「パッパッパッパッ」と、とぼけた歌をね。

裸木の枝の先、冬のまっただ中だというのに、
木の芽はプクプクにふくらんでいる。
北風に吹かれ、黙って立っている木の体には、そう、
すみずみにまで春が詰まっているんだ。