
ふゆめ
がっしょうだん
冨成忠夫、
茂木透/写真
長新太/文
福音館書店 780円
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みんなは/みんなは/きのめだよ/
はるになれば/はがでて はながさく/
パッパッパッパッ。
24種類の木の冬芽が勢揃いして歌を歌う。
ふじ、くわ、さんしょう、ねむのき、えのき、おにぐるみ・・・
そう、木の芽たちの写真、みんな、顔に見えてくる。
何だか笑っちゃう、顔、顔、顔。
とぼけた顔たちが、とぼけた歌を歌うんだ。
「パッパッパッパッ」と、とぼけた歌をね。
裸木の枝の先、冬のまっただ中だというのに、
木の芽はプクプクにふくらんでいる。
北風に吹かれ、黙って立っている木の体には、そう、
すみずみにまで春が詰まっているんだ。
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