
永い夜
ミシェル・レミュー
森絵都/訳
講談社 1800円
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眠れない夜。ベッドに横たわり、天井を見つめながら
思いは、闇のなかをぐるぐると駆け回ります。
連想から連想へと、果てしなくつながっていくかと思えば、
意外な方向へイメージはジャンプ。
かと思うと、突然わき上がってくる感情に押し流されて
底なしの自己嫌悪に落ちたとたん、
ひょっこりと、おかしなアイディアがひらめいてくる。
目覚めと眠りのはざまに展開する、不思議な想念の世界。
日常のできごとから、宇宙の真理までを飛躍する
ねじれた遠近法。永遠の今。
モノクロの線画のイラストと、シンプルな言葉で表現される、
そんな、夜の時間。
絵本と呼ぶのをためらわせるような分厚さと、シックな表紙。
ちょっぴりこわがりな、この気分もなくさぬまま
夜の暗さをいとおしみたい。

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