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考える女たち
哲学者というと男性のイメージが強いけれど、考えることや感じること、表現することをしつこく追い求めた女性たちはたくさんいます。ここにあげた作品は、すべて作者が老年に達してからのもの。みずみずしい感性というものは、年齢の問題ではなく、生き方の問題なんだ、と教えてくれます。
生きていて一度も泣くことのない人は、
どんなことにも涙を流さない人間。
そして、一度も泣かないというのは、
生きていないということ。
マルグリット・デュラスが教えてくれるのは、強くあることと、優雅であることの深い関係。孤独や絶望にさえ、品位が必要なのです。品位を保つためには、正しい言葉が必要なのです。
ひとりでいる時にこそ、私は本当にそれを見ている。
心を注いでいる。
本当にそれがあるのだということがわかる。
こちらは、アメリカ女性、メイ・サートン。この本は、隠遁生活の内面の記録です。激しい感情の波にもまれながらサートンは、世間と闘うことと、自分と闘うことを、誠実に実践します。
私はここにいませんよ、
こういうことって気持ちのいいものですよ、と言って
ちょっと振りかえって、
ここにいないって本当にいい気持ち、
と彼女はつけくわえました。
不思議な女の子アイダの不思議なこの物語は、意味のあること、ないことすべてをひっくり返してみせてくれます。言葉をもって、言葉だけをもって、世界との関係をとらえ直そうとするガートルード・スタイン。その文章は、私と世界との関係をさえ、実に大胆に壊してくれるのです。
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