「こはく・その魅力の秘密(新装普及版)」
B・I・スレブロドリスキー
岡田安彦/訳
新読書社

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こはくは、古代の植物の樹脂が化石になったものなので、本当は鉱物でも「石」でもないのだけど‥‥。
これは、こはくとは何か、虫や植物を含んだこはくはどうやってできるか、どこで採れるか、人々によってどのように使われてきたかなど、こはくの教科書のような本。オリジナルはロシアの本で、地味だけれど、数少ないこはくについてのわかりやすい本。
「人魚の涙」「海の石」「太陽の石」など、こはくが愛称はいろいろあることも紹介されているけれど、あの、おいしそうな、あたたかそうな色とつやを持った不思議な石を、人が愛さないはずがない。
日本でこはくの産地といえば、岩手県の久慈くらいしか思いつかないが、ロシアでは豊富に採れ、エカテリーナ城の「こはくの間」をはじめ、ロシアで王侯貴族たちの間で贅沢品として愛されてきた歴史を持ち、今も国内に、いくつもの「こはく美術館」や「こはく博物館」があるという。
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