こ と ば の 本 

  「にほんご」
安野光雅・大岡信・谷川俊太郎・松居直
福音館書店

小学校1年生のための国語の教科書を想定して編まれた本。言葉そのものがもつラジカルさを再認識する。
  「手話の世界へ」
オリバー・サックス 佐野正信/訳
晶文社

ろう者、特に先天的ろう者が、どのように「言語」というものを獲得していくか。手話を、声による言語の代替物としてではなく、独立したひとつの言語のあり方としてとらえることによって、自明とされていたコミュニケーションの問題が再提出される。しゃべれなかったり、聞こえなかったりということを知能のトラブルと誤認され誤った扱いを受けてきたろう者の歴史を振り返り、音声としての声に負けず劣らない「手話」の魅力を解き明かす。
  「ことばあそびうた」
谷川俊太郎/詩 瀬川康男/絵
福音館書店

駄洒落遊び、早口ことば、かぞえうた。そんな楽しい日本語がたくさんつまっている。子どものことに1回覚えたら、大人になるまでずっと、ことあるごとに、このあそびうたを口ずさむだろう。和風なんだけれど、どこかモダンで無国籍な印象のある絵も、この本が長く広く愛されている理由のひとつだと思う。