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「南島紀行」
斉藤たま
福音館書店 1300円
種子島、屋久島、喜界島、奄美大島、徳之島をめぐる旅。斉藤たまは、日本の辺境を旅して、土地の遊びやことば、風習の採集を続けた人。この本では、フィールドワーク(今風に言うと、だけど)の目的をいったん脇に置いて、旅することそのものを楽しんでいる。島で出会った人の家に宿をかり、船にゆられているか、歩いているか、それだけの旅の姿そのままの、素朴さが胸を打つ。
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「沖縄絵本」
戸井昌造
晶文社 2330円
人々、風景、物語‥‥断片的なスケッチとエッセイから、「沖縄」というものの総体が見えてくる。「沖縄は、真剣になればなるほどむずかしいところです。とても私などの及ぶところでないことがわかったので、〈単純な一人の絵かき〉に徹することにしました。とは言っても、エメラルドの海や赤瓦の屋根を安易に描く気には到底なれませんでした」(あとがきより)。
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「島の精神史」
岡谷公二
思索社 1600円
「島を旅していていつも感じるのは、島の孤立ということだ。島は、この孤立という状態から逃れることができない」。柳田国男、土方久功、中島敦、島尾敏雄らを経て、ゴーギャン、レリス、レーモン・ルーセルへと。「島」の持つイメージと精神をさぐる刺激的な旅。
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