シュテファンにならって皮をひくのだが、
最初の一本は力を入れ過ぎてもう折れてしまった。
驚きなのは皮をひいている手にしたたるほど
アスパラガスに汁けがあること。
舐めてみれば甘いような、いわゆる
アスパラガスの味がする。
ただ思ったよりはるかに味が濃い。
----青木奈緒「ハリネズミの道」

ある日本女性が留学先で体験する南ドイツの暮らしを描いた小説じたてのエッセイ。ドイツでの「春のアスパラガス」は、「秋のマツタケ」みたいに特別。
ただし、これはホワイトアスパラガス。良質なものはなめらかで象牙色をしているという。
著者の青木奈緒は、青木玉の娘、幸田文の孫、幸田露伴のひ孫です。
「ハリネズミの道」
青木奈緒
講談社文庫

ホワイトアスパラガス 甘いオムレツ 黒豆の納豆 蛸しゃぶ 朝のスウプ 麦チョコ アイスクリーム
 ウォッカ・トニック オレンジと熱いコーヒー シナモンロール カリメラ 神様にささげるごちそう 葛の花のジャム
しょうがクッキー 葡萄酒とウエーファー ジンとレモンの熱い一杯 ダイコンのおみおつけ