箱を開けると、目にとび込む鯉のぼりの鯉。
そして、出て来る出て来る、見たこともない
黒豆の納豆!!
これはすごく効き目がありそうだと思って
食べたら、本当においしくて、
びっくりしました。掘出しものですね。
----庄野潤三「庭のつるばら」

毎年こどもの日に、嫁にいった娘と孫たちに送られる宅急便。老夫婦は、おいしくて栄養になりそうなものを、いろいろ見つくろって箱につめる。マジックで描いた鯉のぼりの絵と一緒に。娘からは、素直な喜びがあふれた礼状が届いた。
庭に咲くばらの香りとともに流れる、暖かな家族のくらしを描いたこの作品。
「ごちそう」というのは、もしかしたら、一緒に味わえる人がいるっていうことなのかもしれない。
「庭のつるばら」
庄野潤三
新潮文庫

ホワイトアスパラガス 甘いオムレツ 黒豆の納豆 蛸しゃぶ 朝のスウプ 麦チョコ アイスクリーム
 ウォッカ・トニック オレンジと熱いコーヒー シナモンロール カリメラ 神様にささげるごちそう 葛の花のジャム
しょうがクッキー 葡萄酒とウエーファー ジンとレモンの熱い一杯 ダイコンのおみおつけ