私はオレンジに噛みついた。
甘い汁が口の中に撥ねかかった。
熱いコーヒーをすぐにひと口、
それからまた果物の新鮮さを……
朝の太陽は私の髪を熱し、
私の肌の上のシーツの跡を伸ばした。
五分したら泳ぎに行こう。

----サガン「悲しみよ こんにちは」

太陽の光も海の青さも物憂げな輝きを放つ、南仏でのヴァカンス。主人公である17才の少女セシルが、寝起きに口にするのは、オレンジとコーヒー。オレンジは、もちろん地中海産の味の濃いもの。甘さと酸っぱさと、ほろ苦さと。
人生の味を知るのに、17才は早いのか、遅いのか。
「悲しみよ こんにちは」
サガン
新潮文庫

ホワイトアスパラガス 甘いオムレツ 黒豆の納豆 蛸しゃぶ 朝のスウプ 麦チョコ アイスクリーム
 ウォッカ・トニック オレンジと熱いコーヒー シナモンロール カリメラ 神様にささげるごちそう 葛の花のジャム
しょうがクッキー 葡萄酒とウエーファー ジンとレモンの熱い一杯 ダイコンのおみおつけ