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そして、ガラスの下の箱のなかには、
黒っぽい、かわいた、
しょうがクッキーが、何列もならんでいて、
その平べったい一枚一枚のパンに、それぞれ、
金色の星の飾りがついていました。
その星の光で、店のなかが、
ほのかに明るんでいるように思われました。 |
風にのってやってきたメアリ・ポピンズ。彼女が連れてきてくれた、ふしぎなお菓子屋さん。薄暗いお店のなかでぼんやり光っているのは、金色の星のついた
しょうがクッキー!
何でもない、ちょっとした甘いおやつが、キラキラと光り輝いていたあの時こそが至福だったと、今、思うのです。
メアリ・ポピンズの本はたくさん出ているけれど、私は岸田衿子訳がお気に入り。
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