そして、ガラスの下の箱のなかには、
黒っぽい、かわいた、
しょうがクッキーが、何列もならんでいて、
その平べったい一枚一枚のパンに、それぞれ、
金色の星の飾りがついていました。
その星の光で、店のなかが、
ほのかに明るんでいるように思われました。
----トラバース「メアリ・ポピンズ」

風にのってやってきたメアリ・ポピンズ。彼女が連れてきてくれた、ふしぎなお菓子屋さん。薄暗いお店のなかでぼんやり光っているのは、金色の星のついた
しょうがクッキー!
何でもない、ちょっとした甘いおやつが、キラキラと光り輝いていたあの時こそが至福だったと、今、思うのです。
メアリ・ポピンズの本はたくさん出ているけれど、私は岸田衿子訳がお気に入り。
「メアリ・ポピンズ」
トラバース  岸田衿子/訳 
河出書房新社

ホワイトアスパラガス 甘いオムレツ 黒豆の納豆 蛸しゃぶ 朝のスウプ 麦チョコ アイスクリーム
 ウォッカ・トニック オレンジと熱いコーヒー シナモンロール カリメラ 神様にささげるごちそう 葛の花のジャム
しょうがクッキー 葡萄酒とウエーファー ジンとレモンの熱い一杯 ダイコンのおみおつけ